乾燥した爪はどんな見た目?
乾燥した爪は、二枚に割れたり、縦にたくさんの線が入ったりすることがあると言われています。
縦にいくつも線が入って溝ができています。爪にこのようないくつもの縦線が見え、
二枚爪ができやすい場合は、爪が乾燥していると考えられます。
爪が乾燥するとどうなる?
◆爪に縦の線が入る
年齢を重ねると爪に縦線ができると言われていますが、まだ若いのに縦線が入っているという方は乾燥が原因です。
◆二枚爪
爪トラブルの代表とも言われているのが二枚爪です。
爪は3つの層で構成されていて、表面が背爪、その次が中爪、最後に腹爪という順番でなっています。
二枚爪は、爪の表面である背爪の一部が剥がれてきた状態のことです。
また、二枚爪は乾燥だけではなく、血行不良や爪切りの衝撃によっても起こります。
こんなにある!爪が乾燥する原因
爪の保湿を怠って乾燥を放っておくと、爪トラブルが発生して時には痛みをともなったりなど、
日常生活にも支障が出てきますね。特に爪を乾燥させているつもりはなくても、指先の部分はとても乾燥しやすい部分です。
爪が乾燥する理由は、なにも冬場などの気候のせいだけではありません。
実は日常の至る所で乾燥の原因は隠れているのです。
◆洗剤・石鹸・消毒液
日常で爪を乾燥させてしまう大きな原因として、衛生用品があげられます。
特に食品を扱う仕事や病院など衛生に気を使う仕事の場合は、洗浄力の強い洗剤や石鹸を使い、
こまめに爪の間まで洗わないといけなかったり、手を洗った後にさらに消毒液で殺菌したりなど徹底的な管理が求められます。
手が乾燥しやすくなるのでハンドクリームなどでケアをされる方もいますが、
爪までは盲点でケアが行き届いていない場合も少なくありません。
◆紫外線
爪に紫外線対策というと意外に思われるかもしれませんが、爪も紫外線によってダメージを受けます。
強い紫外線は肌の内部にまで入り込むので、ただ紫外線の影響で爪の水分が蒸発して乾燥するだけでなく、
爪を作り出す爪母基にもダメージを与える可能性もあるのです。
◆除光液(リムーバー)
ネイルでのおしゃれで一番爪を傷めてしまうのが、除光液です。
最近ではアセトンフリーの除光液も販売されていますが、
除光液に含まれているアセトンは様々なものを溶かしてしまう成分です。
爪の水分や油分も溶かし、間違って肌についた場合は肌にも悪影響を及ぼすので十分に気をつけなければなりません。
◆ジェルネイル
ジェルネイルはUVライトを当ててネイルを固まらせ、自爪を伸ばしながらもネイルが楽しめるので人気です。
しかしUVライト、つまり紫外線を爪に直接当てるので、紫外線による乾燥や爪の周りの細胞に悪影響を及ぼします。
また、ジェルネイルを落とす時にもアセトンを使わなければならないので、
ジェルネイルをする時には紫外線、落とす時にアセトンと、爪にとってはダメージが大きいのです。
◆貧血気味
女性は貧血に陥りやすいですが、貧血気味の場合はやはり体のあちこちが乾燥しやすくなります。
もっとも影響がわかりやすいのは顔などでしょう。
貧血であるということは、血液中の栄養素が不足しているということです。
血液中の栄養素そのものが不足すると体の細胞が栄養不足になります。
爪も例外ではなく、爪母基へ栄養豊富な血液が運ばれないと栄養不足のまま細胞分裂がおき、
弱い爪が生み出されてしまうのです。
◆乾燥したものに触れる
手は日常で様々なものに触れていますが、触れるものが水分や油分を吸収してしまうものだと、
指先の爪の水分や油分も吸収されてしまい、乾燥します。
具体的にはカラカラに乾いた洗濯物や、ティッシュペーパーやコットンなどがそれに該当します。
◆栄養不足
貧血の項目にも一部当てはまりますが、鉄分以外でもビタミンやたんぱく質、
亜鉛や必須脂肪酸などの栄養バランスが崩れている場合も、爪が十分に保湿されずに乾燥する原因となります。
不規則な生活やバランスの崩れた食生活などの影響を受けます。