美投資の重点を決め、トータルバランスをコントロールする
私のまわりの美しい女性たちは、上手に美投資のトータルバランスをとりながら、好印象をキープしている人ばかりです。
たとえば“服重視派”「私は服が大好きだから、爪や髪にはあまりお金をかけません」と明言します。
服にお金をかける分、ネイルはセルフキットで、美容院はワンシーズンに一回、
スキンケアはドラッグストアで変えるプチプラで…とトータルでバランスを取っています。
このように「月の美投資額の上限を念頭に置いて、その範囲を超えないようにバランスをとる」という意識はとても大事。
美投資にかける予算の上限設定は人それぞれの価値観によると思いますが、
だいたい手取り収入の1割に収まる範囲までを目安に考えるといいでしょう。
美にかけるお金の総額の中でメリハリをつけるセンスこそが、
マネーセンスを高めながら美を磨ける女性の必須条件と言えるでしょう。
私自身はどうかというと、美投資として新しい習慣を検討する時には必ず「トータルコスト」を考えます。
たとえば人気のジェルネイル。ネイルサロンでのジェルネイルは「1回あたりのコスト」だけを考えると7000円くらいです。
月の収支の中で考えると大したことないと思われるかもしれません。
しかし、ジェルネイルは自分で塗ったり、オフしたりするのが難しいので、サロンに通い続ける必要があります。
これを続けることで支払う“トータル金額”となるといくらになるでしょうか。
1回7000円のサロンを3週間に1回通い続けると、1年で17回×7000円=11万9000円。約12万円です。
これに20年間通い続けるとすると、なんと240万円という膨大な支出になるのです。
「これからネイルサロンに通うことを習慣にする」と決めた瞬間から
240万円の20年ローンを組んだのと同じようなものなのです。
このトータル金額を妥当と考えるか、高いと考えるか。
もし「高い」と感じたら、この習慣は見直した方がいいということになります。