二枚爪になりやすい3つの原因とは?
自爪によくある悩みの1つに、「二枚爪」があります。
別名では、爪甲層状(そうこうそうじょう)分裂症と呼ばれます。
二枚爪とは、”爪の薄皮がむける”ようなイメージで、
爪の一部が剥がれ、爪が薄くなって割れやすくなったり、見た目もガタガタになってしまい、
「汚い感じに見られてしまうのがイヤ」とお悩みの方が多いのではないでしょうか、
二枚爪になりやすい原因について、説明します。
自爪の層の間に空気が入ってめくれるのが二枚爪
まず、二枚爪のメカニズムについて、簡単に説明しておきます。
爪は1枚でできているのではなく、3層構造になっており、爪の表面から、
・トッププレート(背爪)
・ミドルプレート(中爪)
・アンダープレート(腹爪)
というように分かれています。これら3層の爪が、
”トッププレートとミドルプレート”の間ではがれたり、
”ミドルプレートとアンダープレート”の間ではがれてしまうことを、二枚爪と呼びます。
※後者の方が、自爪が薄くなっているため、よくない状態です。
爪の断面から、先述した3つの層の間に空気が入り込んでしまい、
空気が入ったところから爪の層がめくれあがってしまうことが、二枚爪と呼ばれる状態です。
よく似た言葉で「二重爪」があり、二枚爪と混同して使われることも多いですが、
二重爪はどちらかというと”爪が2枚重なって伸びてしまう状態”のことを指すので、
二枚爪が意味するところと若干違います。
二枚爪の主な3つの原因
二枚爪の原因として、主に下の3つの原因が考えられます。
・外的衝撃
・栄養不足
・乾燥(水分不足)
1,外的衝撃 (または故意に爪を薄くめくってしまう)
二枚爪の原因として結構多いのは、外的な衝撃によるものです。
爪の先をどこかにぶつけてしまうことで、爪の層がはがれて二枚爪になってしまいます。
オフィスワークやピアノの先生など、日常的に爪の先を酷使する人は、二枚爪になりやすいです。
また、わずかなひび割れや、爪切り後の断面のガタついたところから、クセでついつい薄く爪をめくってしまう人もいます。
自分のクセをなかなか治せない子どものうちは、二枚爪になっていることも多いです。
2,栄養不足
爪は、皮膚が角質化したもので、タンパク質(ケラチン)が不足していると、どんどん弱ってしまいます。
栄養が偏っていると、肌荒れを起こしてしまいますが、それと同じような原理です。
爪がもろくなることで、1つ1つの層がはがれやすくなり、ちょっとした衝撃でもめくれてしまうことがあります。
タンパク質の不足以外にも、鉄分の不足、ビタミンの不足、ミネラルの不足なども、二枚爪の原因として考えられます。
3,乾燥(水分不足)
爪の乾燥も、二枚爪になりやすい原因の1つです。
例えば除光液を使いすぎたり、水仕事を毎日行っていたりすると、
爪の水分を保つはたらきを持つ脂質が減り(脱脂)、爪が乾燥してしまいます。
爪が乾燥すると、ヒビ割れが起きやすくなり、
そのヒビ割れた部分から、爪の層がめくれて二枚爪の状態になってしまいます。
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